音楽、ギターのこと 音楽雑記

ソロギターを練習してもギターはうまくならないという事実

2018/12/17

 

「ソロギターを練習してもギターはうまくならない」という事実。

(アマチュアレベルの話で、1日何時間も訓練するプロはまた別の話)

 

ここ数年思っていたことなのですが、

私の大好きなギタリストsasさんのツイートを見てはっとさせられました。

え?そうなの?っと思われる方もいるかも知れませんので

私なりの想いを綴っていこうかと思います。

 

※大前提として、私はソロギターが大好きで大好きでたまらない人間であり、

ソロギターに批判的ではないことをまずご理解ください。

 

ギターが上手いってどういうこと?

「ソロギターを練習してもギターはうまくならない」というテーマを語るうえで

「ギターがうまい」ことについて認識合わせする必要があります。

 

私の思う「ギターがうまい人」についてお話します。

 

  • 幅広いジャンルを経験していて、一つの表現としてソロギターに取り組んでいる。
  • 筋肉の記憶ではなく、音楽として音を理解して演奏できる。
  • 今自分が何の音を弾いているのかわかっている。
  • 他のプレイヤーと一緒に演奏ができる。
  • 人を楽しい気持ちにすることができる。

この5つが私の思う「ギターがうまい」条件です。

 

「曲が弾ける」がギターが上手いことではない

例えば、ギターが上手く弾けるようになることを、英語が上手に喋れるようになることに置き換えてみましょう。

 

英語の勉強をしようと思い、まずは英語に馴染むために英語の歌をマスターすることにし、必死に一曲練習するとします。

これが私の中では、「ソロギターを一曲一生懸命練習すること」と同じだと思っています。

 

一曲英語の歌を覚えました。それっぽく歌えますが歌詞の意味や単語の意味はまったく気にしてません。

とにかく、一曲をうまく発音してうまく歌えるように練習します。

外国人の集まるバーでこの曲を披露して、盛り上がったりしちゃいます。

しかし「あっぽ~♪」と歌っているのですがそれが「apple」ということには気づきません。

 

 

そして、「へ~い アナタ歌ジョウズ ダネ~。僕ジョン ダケド キミハ?」

 

と英語で聞かれたときに

 

「・・・?」

 

「My name is ○○」さえも言えない。

 

これは英語が上手くなったことにはならないのと同じで、曲が弾けることがギターが上手いことではないのです。

 

逆に、英語の歌は全然覚えてないけど、カタコトでも、単語単語でも会話がちゃんとできる方が「英語がうまい」ことと言えるのではないでしょうか。

ソロギターは一つの表現方法

ソロギターというのはギターの一つのテクニックや演奏方法、表現の一つでありソロギターが全てではないのです。

ソロギターは音楽のジャンルとして捉えるには狭い。

言葉にするのが難しいですが、ソロギターだけを弾いている人はソロギターという小さな枠を抜け出せない印象があります。

自分がそうなのでわかります

 

私がギターが上手い思う方(プロ、アマ問わず)は例外なく経験してきてるジャンルの幅が広い。

例えば、昔はバンドでエレキを弾いていて、それからアコギの弾き語りになって、その後ソロギターをしているなど。

例えば、アンディーマッキーは昔はエレキでメタルを弾いていたし、トミエマだってバンドでエレキをガンガン弾いていました。押尾コータローさんも元バンドマン(今は一人バンドマン)。

 

他にも上げればきりがないですが、それぞれのバックグラウンドがあってそれがソロギターでの演奏の味としてにじみ出ます。

ジャズ、カントリー、フォークやロックなどのジャンルを経験してきた人が独奏というスタイルで演奏をする。

これがソロギターなのではないでしょうか。

 

一つの演奏方法をどれだけ練習してもギターはうまくならない。

 

筋肉の記憶だけで演奏しても、理解や表現は深まらない

ギターを演奏することと、コードや音の並びを指が覚えることは切っても切れない関係です。

しかし、ソロギターは往々にして筋肉の記憶だけでの演奏に走りがちです。

 

変則チューニングなどはまさにそうなりやすい。

特に、レギュラーチューニングでの演奏をあまりしない方がオープンチューニングを使うと完全に筋肉の記憶だけを頼りに演奏することになります。

ダドガドでこの押さえ方をすると、Cm7だな。

というように音やコードネームで理解できないと、ギターは上達しませんね。

 

そして、演奏中に急に次の指がまったく思い出せなくなりピタッと止まってしまう。

これはほんとにあるあるで、指の記憶だけを頼りにしても限界を感じます。

 

ギターで会話できるのが理想

英会話で例えるなら、英語で会話できるようなってはじめて英語が上手くなったと言えますね。

完璧にセリーヌディオンのMy Heart Will Go Onが歌えてもまったく会話ができなければ、英語がうまいとはいえない。

 

ギターもそうで、完璧な一曲があっても他の人とセッションしたり自分とセッションできなければちょっとさみしい。

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自分とセッションというのは、例えば弾き語りのことです。

意外と弾き語りができないソロギタリストは多い。

 

相手の音を聞いて、自分のギターの音を鳴らすことができるのが私の思うギターのうまい人です。

 

聞いてる人を楽しい気持ちにしよう

私は、一生懸命間違えないように下を向いて演奏しているソロギタリストより

明るく前を向いて弾き語りしてる人の方が、「ギターうまいな~」って思います。

 

ちょっとくらい間違えたってその方が聞いてて楽しいし、人を楽しい気持ちにできるのがギターの上手な人です。

 

逆に、ソロギターって聞いてる人にはあまりメッセージ性がない代わりに

めちゃくちゃ自分が楽しい。超楽しい。

 

この自己満足のレベルを脱するハードルが高いのがソロギターの一つの特徴だと思っています笑

 

ギターがうまくなるには

どうすればソロギターを音楽として演奏できるのか。

トモ藤田さんがヒントとなりそうなことをいつも発信されています。

私が読んでためになった著書を簡単にご紹介。

 

まとめ

つまりですね、

私が言いたいのはですね。

 

 

 

 

 

 

ソロギター超超超超ちょうたのしいいいいいいいい!!!!いえー!!!

ソロギターさぁぁぁぁあいいいこぉぉぉおお!!!

そして、オレギターへったくそぉぉおおぉっぉおお!!!

 

ってことです。

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