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【6万円以下】モーリスのアコースティックギターの選び方【入門用】

2017/10/01

モーリスのアコースティックギターの購入を検討されている方向けに書いています!

メーカーの公式カタログをみても、いまいち製品ごとの違いや、どの製品がどんな特長なのかわからないこともあります。

そこで私なりに、各スペックを表にまとめて製品ごとの簡単な特徴を書いてみました。

この記事では、比較的低価格帯の商品をご紹介していきます。

メーカーのカタログみてもよくわからない!という方のギター選びの参考になれば幸いです。

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モーリスギターについて

モーリスギターと聞くと、モーリスというメーカー名なのかと思ってしまいますが、

モーリスというのは株式会社モリダイラ楽器のブランド名になります。

アコギについては、全てモーリスブランドで出しているので、「モーリス」が浸透しているんですね。

日本を代表するギターブランドで、トッププロも多く使用しています。

工場は長野県にあり上位機種はここで製造され、低価格品については海外で製造したものを輸入しています。

 

モデル名の見方

まずは、品番の見方からいきましょう。

基本的にアルファベットと数字で構成されています。

 

こちらの表をご覧ください。

 

アルファベットはギターのボディーの形を表しています。

同じアルファベットの機種は同じ形だと思ってください。

また、数字は値段を表します(10万円以上のモデルだと関係なくなる)。

今回で言えば、「601」なので「6万円」ということになります。

401なら「4万円」、231なら「2万3千円」ということになります。

 

10万円超えるような中~高価格帯の商品は値段がオープンになることから

数字の大きさと価格は特に関係なくなります。

 

スペック表つくってみた

このギターとこのギターは値段以外何が違うねん!と少しでも思っている方はこのスペック表を見てください。

だいたい、それぞれのモデルの違い、値段の違いがわかるかと思います。

 

 

何が価格に影響を与える要素なのか、簡単に書いていきましょう。

 

指板素材、ネック素材、ナット幅は全モデル同じ

表にしてはじめて気づきますが、ここは全部共通です。

 

表板が合板か単板か

まず、表板は全部スプルースなんです。

スプルースはカラッとしたわかりやすい音がするので入門機にぴったりなのでしょう。

上の表でいうと、「スプルース」と書いてあるのは「合板」です。

「スプルース単板」と書いてあるのは、当たり前ですが「単板」です。

単板の方が値が張ります。

 

一般的に、ギターは単板の方が音の鳴りがよく、よいとされており値段も高くなります。

モーリスギターも例外ではなく、単板のモデルの方が高くなっているのがわかると思います。

 

エレアコかどうか

エレアコというのは、ギターの音を電気的な信号に変える

ピックアップという装置がついているギターを言います。

簡単に言うと、アンプとかを通して音を大きくできるということです。

当然、ピックアップがついているギターの方が値段が高くなります。

ゆくゆくはライブで演奏してみたい!という方はエレアコを選ぶのもよいと思います。

 

生ギターと書いてあるのはピックアップはついていないので、

電気的に音を大きくすることはできません

(後付けでピックアップをつければ可能です)。

 

 

それでは、それぞれのモデルについて書いていきます。

LA231、SA401(ショートスケール)

このLA、SAシリーズはショートスケールギターです。

ショートスケールというのは弦長が少し短いギターのことで、

手の小さい方や女性の方にお勧めです。

また、ギター本体も割と小ぶりになるため扱いやすい点もメリットです。

 

デメリットとしては、ショートスケールは音量がやや小さくなる傾向になることです。

また、響きの豊かさという面でも通常の弦長のギターが勝る傾向にもあります。

長く使うと物足らなく感じてくる可能性もあります。

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↓LA231↓

↓SA401↓

 

R401、G401、R601(エレアコ)

この三つのモデルはエレクトリックアコースティックギターです。

通称「エレアコ」です。

何も装備がない生ギターでは、アンプを通して大きな音を出すことができません。

エレアコというのは、ピックアップがついているのでライブ等でアンプを通して大きな音で演奏ができます。

モデルの違いを説明する前にもう一度スペック表を貼ります。

「R」や「G」はボディーの形を表しますのでR401とR601は同じ形で値段が違うということです。

R401とR601の違い

R401とR601はアルファベットが同じなので同じ形のギターです。

こんな感じのカッタウェイのギターです。

↓R401↓

↓R601↓

 

スペック表を見ればわかりますが、R601の方がR401よりも2万円ほど定価が高い設定です。

この違いは、使用している材の違いになります。

R401は表板が合板に対してR601は単板で、より響きが豊かになる仕様と言えます。

 

R401とG401の違い

この二つのモデルは値段は同じですが、アルファベットが違うのでギターの形が異なります。

先ほどもご紹介したR401はカッタウェイがついていてハイフレットでも演奏しやすい形になっています。

↓R401↓

 

↓G401↓

 

G401はいわゆるドレッドノートという大型のボディーで、生音でも十分な音量がでます。

また、ピックガードもついているのでジャカジャカガンガン弾きたい!という方には向いているギターです。

 

MシリーズとFシリーズ

MシリーズとFシリーズはボディーの形を変えただけで同じスペックのギターを出してます。

M401、F401はなかなかコストパフォーマンスがよいギターです。

スプルース単板、裏/側板がローズのギターが4万円で手に入るのはなかなか買いと言えます。

また、左利き用モデルもつくっていることからも、このM、Fシリーズが

ベーシックなシリーズということがわかります。

 

Mシリーズの特徴

Mシリーズはボディーサイズがドレッドノートです。

そのため、弦長も長く大きな音がでるギターです。

ドレッドでジャンジャンガンガンやっちゃいましょう!

手の小さい方はややつらいか?

↓M401↓

 

↓M351↓

 

↓M251↓

 

Fシリーズの特徴

Fシリーズは、ドレッドと比べると、やや小ぶりのボディーシェイプです。

大きすぎず、小さすぎず抱えやすく、扱いやすいためエントリーモデルにぴったりです。

↓F401↓

 

↓F351↓

 

左利き用ギター

MシリーズとFシリーズは左利き用のモデルも取り揃えてます。

↓M301LH↓

 

↓F301LH↓

 

左利き用のギターはそれほど生産されていないため貴重ですね。

ただし、左利き用は右用と比べて流通量がどうしても少なくなるた

め同じスペックのM251、F251よりも5,000円高くなってます。

 

個人的な意見としては、私は左用ギターには否定的で、まったくお勧めしません。

左用ギターのデメリットについてはは「 左利き用ギターをおすすめしない3つの理由 」の記事に詳しく書きました。

利き手が右手でも左手でも、どっちにせよはじめはうまく弾けません。

どうせ弾けないのなら、種類や価格帯が豊富な右用ギターを選んで弾けるようになった方が100倍得です。

 

 

まとめ

今回は、メーカーの最新カタログ(2016)に掲載されているエントリーモデルのみをご紹介しました。

それぞれの違いをなんとなくでもご理解いただければ、楽器屋に行っても選びやすいかと思います。

ギター選びの参考になれば幸いです。

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