楽譜を50冊以上買った私が教える、楽譜コレクターがいつまでたってもギターが上達しない3つの理由
2016/06/26
アコギ、エレキ問わずギターを弾く人の中には、「楽譜コレクター」と呼ばれる楽譜をコレクションしてそこで満足してしまう人が少なくからず存在します。
向上心が高く、常に新しい技術や刺激を求めて書店やネットで教則本・楽譜を買いあさる人々のことを「楽譜コレクター」と名づけました。
ここでは、楽譜コレクターのギターが上達しない理由を考察してみました。
【理由その1】自分にはできるという錯覚に陥る
楽譜コレクターと呼ばれる人々が最も愛する瞬間は、新発売されたばかりの目新しい教則本・楽譜を見つけ、それを読む瞬間です。
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収録曲が一目でわかる目次を見る瞬間や、著者がどんな方を対象に本を書いたかを熱くかたる1ページ目のメッセージを読む瞬間がもっとも快感を得ることができます。そして、とにかく早くギターを構えて練習をしたくなります。
教則本であれば、最初の10ページほどを、楽譜に記されたリズムを無視してとりあえず通して弾いていきます。
この段階で、まず付属のCDは再生しないため、練習フレーズを正しく演奏できているか確認することができません。
筆者からのワンポイントアドバイスも文字が多くなればなるほど、無視します。
あんなに、1ページ目の熱いメッセージを読んでいたにも関わらず、です。
楽譜集であれば、とりあえず興味のある曲のイントロ、もしくはサビの5小節くらいを弾いていき楽譜を楽しんでいきます。
だいだい全て曲について軽く弾いていきます。
この段階で、
「あの曲のあのリフだけは弾けた!」
「このジャンルの音楽はこの本読めば出来るようになるな。」
「このテクニックはこうやってやるのかーなるほど」
と、納得してしまいます。
このような、「理屈はわかった」レベルの学習を「自分ならやればできる」「出来た!」と
安易に勘違いしてしまうことが楽譜コレクターの上達をもっとも妨げてしまう要因なのです。
教則本をもう少し弾いていくと必ず難しいフレーズ、曲にぶち当たります。
この瞬間に得られていた快感から一気に覚めます。
自分が初見で演奏できる範囲を超えて、難しくなり楽しさがなくなります。
それ以上、この楽譜と向き合うことはなくなります。
そして、楽譜コレクターは次なる快感を探す旅にでます。
【理由その2】モチベーション中毒
教則本を買うと急速にモチベーションが高まります。
モチベーションというのは「気」ですから、当然急に上がることがあれば、急に下がってしまうこともあるのです。
モチベーションを高く維持しようとするあまり、教則本に依存してしまい、次第に教則本がなければモチベーションを維持できなくなってしまいます。
モチベーションを維持するために、教則本を買い続けるのです。
モチベーションなどにギター練習が左右されているようでは一生の趣味としてギターを弾くことはできません。
ギターはモチベーションが高いから弾くわけでもなければ、低いから弾かないものでもないのです。
生活の一部として、楽しい時も、泣きたい時もギターを弾くから上達するのです。
【理由その3】苦手を克服しようという気がない
楽譜コレクターは、自分の苦手なことやわからないことを克服したくて楽譜を買います。
しかし、本当の意味で克服する気がないのが残念なところです。
「本を買ったらわかるようになる」「いままで苦手で取り組んでこなかったけど、この本でやりなおそう。」
など、どこか他力本願な部分が必ずあるのです。
五線譜を読めるようになりたいというあなた。
自分がすでにもっている楽譜で、音符を追いかけようとしてますか?
タブ譜を隠して五線譜を見る練習してますか?
一つのコードを鳴らしてみて、どの音が何度離れているか調べようとしてますか?
アドリブができるようになりたいというあなた。
そもそも音出してますか?循環コードを鳴らして、弾いてみてますか?
これらはどれも新しい教則本がなくてもできる内容なのです。
新しいことができるようになる・苦手を克服する というのは、自分の泥臭い地道な努力以外では達成できないのです。
まとめ
出来た気になり、努力しないというのがもっと上達の邪魔をします。
今回は、その原因を考察してみました。
上記の理由が3つも当てはまる方は、重度の楽譜コレクターです。
しかし、重度の楽譜コレクターにもまだ救いはあります。
これから変わっていけばよいのです。
楽譜コレクターから脱却し、こつこつ地道な努力を楽しく継続してできるようになるために、
私がとっておきの方法論をまとめた最強の教則本をご用意しました。
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