フォーク酒場の作法。ギタリスト編

私は仕事の都合上、国内出張がとても多いです。

出張の夜は土地土地のフォーク酒場を探して一人でいくこともしばしばあります。

一人で行っても案外楽しめるものですが、

初めての店への第一歩を踏み出すのには今でも勇気がいるものです。

フォーク酒場ってどんなとこ？

フォーク酒場はギターや歌が好きなおっさんが集まっている店です。

サラリーマンから定年退職したおっさんまでいろいろです。女性も多いです。

「世の中にはこんなに音楽が好きな人がいっぱいいるんだー」と、いくといつもびっくりします。

大体の人はギターの弾き語りです。

ちなみに、私のようなソロギタースタイルの人はあったことがありません。

ソロギタリストは内向的な人が多いのかもしれません(笑)

フォーク酒場のメインの客層のおじさん世代にフィンガーピッカーが少ないのかもしれません。

ほとんどの場合、30歳の私が最年少です。

とにかく、おっさんたちの円熟した芸・歌を聞いてるだけで私は楽しいです。

演奏が終わったら拍手、握手

私は演奏中は普通に会話してても全然失礼だとは思いません。

あんまりだんまり見られても緊張しますし、誰も聞いてない感があった方がやりやすいです。

ただし、終わったときには拍手しましょう。

「イェイ！」とか言っておけばナオヨシです。

そして、席に戻る演奏者に握手を求めればもう間違いなしです。

お互い打ち解けられて、気持ちがよくなります。

やたらと混ざりたがらない

上手い人ほどこれになってしまうのですが、

ベースを担当したり、サイドギターしたりと上手い人は知らない曲でもできてしまうのです。

ちなみに私はまったくできません。

「あーあの人の弾き語りはソロで聞きたかったな～」なんて思ってしまうシーンが何度かあります。

ボーカルの人は強引に誘ってあげましょう

歌の人は振られるとかなり確率で強めに断ります。

「いえいえ、わたしはそんな・・・」という感じにです。

でもそういう人ほど、いざ歌うとうまいんです。

しっかり持ち歌を持っています。

まれに、「私はもうそんなそんな・・・」と言いながら腰が上がってる人もいますが(笑)

想定QA

Q演奏しますか？

演奏しにお店に行っているわけですが、入店していきなり演奏するのも

ちょっと私のポリシーに反します（やる気満々な感じが恥ずかしいだけ）。

「聞きにきました。」or「みなさんの演奏の後に時間があれば少し・・・」でまずは逃げましょう。

まずはお店の暗黙のルールのようなものを肌で感じることも大事です。

フォークソングが多いのか、基本セッション形式なのか、

基本誰も演奏しない店なのか、演奏したくて順番待ちしてる人がいないかなど。

Qギターやるんですか？

これは困る！「やります！」なんて言えるほど弾けないし、

やらないと言えばうそになる。しかも入店の目的を果たせない。

この場合は、「好きなだけです。」で逃げましょう(笑)

これはの飲み会で「お酒飲むんですか？」と聞かれた時にも使えます。

「飲みます。」なんて言ったら飲まされて死んじゃうので「飲むのは好きです。」と言っておきましょう。

楽器の上手い下手と好き嫌いは別問題です。

「家で弾く程度で人前で弾く機会がないので・・・」とさらに言っておけばもうあなたのポジションは安泰！

Q一緒に何かやりましょう！

これが一番困る！アマチュアソロギタリストを困らせる最強の一言です(笑)

セッションド素人な私は、ブルースセッションなどできません。

また、フォークソングもあまりわからないのでハモリもできず。

ソロギターをちゃんと一曲弾いた後に、グダグダなセッションをしたらカッコ悪いことこの上なし！

こんな時に最適な逃げの一手がこちら。

「ソロなのでパーカッションで入ってもらえますか。」

この手を使うことで、自分はソロギターをそのまま演奏することができ、

しかもパーカッションを合わせてもらえます。

とにかく一度行ってみましょう！

私は好きな空間です。

なによりみんな酒飲んでるので失敗しても大したことにはなりません！ノーリスク！

お店探しはこちらから。

出張が多くて家でギターが弾けない人へ！

-フォーク酒場