【5万円以下でおすすめ】ヤマハのアコースティックギターの選び方【FG/FS】
2018/05/03
ヤマハのアコースティックギターの購入を検討されている方に向けて書いています。
1本目のアコギはとりあえずヤマハがおすすめです。
ヤマハのギターは長い歴史があり、低価格から高価格までさまざまなギターがそろっています。
一本目のアコースティックギターとしてヤマハの「FG/FS」シリーズを購入される方は多いです。
それだけお値打ちな価格で、作りもしっかりしているということです。
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この記事では初心者の方がヤマハのアコギを選ぶ助けになればと思い、
価格が5万円以下のギターを対象に書きました。
目次
5万円以下のヤマハのアコギはFGとFS
YAMAHAの公式HPをみると、いろんなギターがでてきます。
いろいろありすぎて、ギターをよく弾く私が見てもどれが初級者向けなのかよくわからない・・・。
ということで、公式HPのカタログを解読してまとめてみました。
色々なラインアップがありますが、
「FG」か「FS」というギターが初心者向けのお求めやすいヤマハのアコースティックギターになります。
これから「FG」「FS」の種類を説明します。
モデル名の見方
基本的に「FG●●●」や「FS●●●」というようなモデル名になっています。
まずこのモデル名の見方を理解しておくと、ギターを選ぶのに役立ちます。
頭文字はギターの形
頭のアルファベットのFGやFSはギターの形を表します。
簡単に言うとFGは大きい、FSは小さ目ということです。
数字はグレード
その横の数字はグレードを表していて数字が高いほど価格が高くなります。
ちなみにこの画像の「850」というのが一番大きい数字になり、
FGシリーズで一番高価になります(THE FGを除く)。
「850」は8万5千円っていう意味ではないから安心してね!
スペック表
モデル名を見て、なんとなくそれぞれ違うというのはわかって頂けたかと思います。
さらに細かく見ていきましょう。
この850などの数字が変わると何が変わるのでしょう。
ギターは使用している木材でモデル名と価格が変わります。
しかし、表板、ネック、側板(サイド)、裏板(バック)といろいろなギターの部位でいろいろな木材がつかわれており、
何が違うかわかりにくいです。
正直、公式のカタログみても理解しにくい・・・
というわけで、一覧にまとめてみました。
価格の違いは表板と裏/側板の違い
この表を見て頂ければ理解頂けると通り、
指板、ネック、弦長は共通になります。
要するに、表板と裏/側板の違いでモデルが分かれているわけです。
私はこうしてまとめてみてはじめてこの単純な事実に気づきました笑
カタログ見てると気づかないけど、意外とシンプル~
FGとFSの違い
FGとFSの違いは、ギターの形の違いのみです。
板の素材などは変わりません。
薄茶色のギターが「FG」型です。
黒いギターが「FS」型です。
正直私はギターの形の種類など全然気にしていませんでした(わからなかった)。
はじめはよく違いがわからないかもしれませんが、
だんだんわかるようになってきますので安心してください。
わずかにFSのほうがくびれが大きいですね。
その分、抱きかかえやすいです。
FGは大きい(ドレッドサイズ)
FGは大きなボディーのギターになります。
ドレッドノートといいます。
アコースティックギターの中でも大きな部類の形になりますが、
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もっともスタンダードな形ともいえます。
当然、大きいギターほど大きい音が鳴ります。
ガツンとした音を出した弾き語りなどに向いてます。
FSは小さ目(000タイプ)
FSはFGに比べてやや小ぶりのサイズにギターになります。
小さい分扱いやすく、繊細な音がでる傾向にあります。
アルペジオなどを弾くときれいな音がでます。
もちろんジャカジャカ弾き語りもできます。
女性で手の大きさに自信がない方におすすめです。
小柄な女性だとFGはちょっと大きいかな~という気がします。
でも絶対的な差はないので形の好みで選んでOKな範囲です。
ここからはそれぞれの製品の説明に入るのでもう一度スペック表を貼ります。
FG850、FS850
このFG850とFS850だけ他のシリーズと違い、表板が「マホガニー単板」を採用してます。
指板やネックなどは他と一緒ですね。
ギターの音色に一番影響を与えるのは表板なので、「マホガニー」と「スプルース」ではキャラクターが違ってきます。
一般的にマホガニーの音色は暖かみがあるとされてます。
「スプルース」は、明るいきらびやかな音がするのに対して、
「マホガニー」は、落ち着いた耳当たりのよい響きというイメージです。
暖炉の前のソファーでゆったりつま弾くなら・・・マホガニーがいい感じですね笑
どちらがいいというわけではないですが、初心者が1本目に買うなら私は「スプルース」を推します。
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FG840
FG840はなぜか同じスペックでFSがないです。
840以下のシリーズは全部表板が「スプルース」になりますね。
表板がスプルースというギターがもっとも多いのではないでしょうか。
表板スプルースの特徴としては、「明るくはっきりした大きな音」ではないでしょうか。
わかりやすい音がでます。
なんというか、ノーマル、プレーンという感じです。
このような点から私はスプルース推しです。
そしてこのギターだけ裏/側板が「メイプル」材を使用してます。
メイプルという素材はローズウッドなんかよりも硬いのが特徴で、はっきりした音が出ます。
そして、サスティーンという音の響きの長さのやや短い傾向にあるため、
切れの良いストロークでの演奏に向いています。
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FG830、FS830
このギターだけ裏/側板がローズウッドなのが特徴ですね。
ローズウッドというのは、アコギの裏/側板でもっとも多く使われている木材です。
癖がなく、低音、中音、高音まではっきりとした音をだします。
表板スプルース×裏/側板ローズウッドというこのギターが
もっともよくある木材の組み合わせということになるので、
830番がFG、FSシリーズのスタンダードと考えてもいいかもしれません。
迷ったら830を買えば間違いないですね。
またカラーバリエーションも豊富です。
私はこのモデルをお勧めします。
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FG820、FS820
このギターの特徴は、裏/側板に「マホガニー」を使っていることです。
表板は、他シリーズと同じくスプルースです。
マホガニーの特徴は、850番で述べたように温かみがあり、落ち着いた音と書きました。
スプルースの特徴は、明るくはっきりした大きな音と書きました。
820シリーズは相反する素材を同時につかっているので、混乱しちゃいますね。
ギターは基本的には、表板の影響をもっとも受けるので基本スプルースの音がでるととらえて間違いはないでしょう。
カラーバリエーションがシリーズ中で最も多いのも特徴の一つでしょう。
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FG800、FS800
もっとも低価格なFG、FSシリーズです。
ナトー、オクメという木材はマホガニーの代替材として用いられています。
代替材を使うことで価格が下がるということですね。
色をナチュラル1色にすることでさらに価格をさえているのでしょう。
FGジュニア
弦長が540㎜と短いことからわかるように、ミニギターと呼ばれるギターです。
通常のFGが650㎜、小さ目のFCは634㎜なのでその小ささがわかるかと思います。
気軽に外に持ち出したりすることができます。
一点注意したいのは、「自分は手が小さいから」という理由で大人がこのジュニアを選ぶのはおすすめしません。
やっぱりギターの基本は、FGやFSのサイズになります。
手が小さいことが通常のギターを弾けない原因にはなりません(一つの原因にはなりうる)。
FGやFSのサイズでギターを練習することで、その後のギターライフの充実度が全然違います。
JR2Sは、スプルース単板、JR2はスプルース合板です。
鳴りの面で考えれば間違いなく単板の方がよいです。
しかし、トラベルギターがわりに外に持ち出して弾くことが多いなら強度のある合板も悪くないですね。
裏/側板に使われている「メランティ」という木材はあまり聞きませんが、
800シリーズのナトー、オクメ同様にマホガニーの代替材です。
マホガニーに近いサウンドになります。
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まとめ
長くなりましたが、ヤマハのFG、FSシリーズについてまとめてみました。
なるべくギターは触ってから買った方がいいですが、そうも言ってられない環境の方も多いかと思います。
いろんな情報がネットで拾えますので、お気に入りのギターがみつかるといいですね。
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